35歳の貯金額はいくら?35歳で1,000万円貯められる人がしている事

35歳という年齢は、学校を卒業し、就職してから10年以上たっているという場合が多く、キャリアもある程度定着しているころだと言えます。人によって全く貯金がないという人から、将来を見据えてしっかり貯金できている人もいることでしょう。今回は、35歳の平均的な貯金額や、35歳で1,000万円貯める人がしていることや習慣をご紹介します。

1:30歳で貯金ゼロより35歳貯金なしってヤバイ?

まず、30代で年収が300万円未満の人の金融資産保有額を見てみましょう。金融広報中央委員会による令和元年の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]」によれば、金融資産保有額の中央値は5万円、平均値は173万円でした。

平均値は、例えば金融資産保有額が0円の人がほとんどなのに、一人でも1億円保有している人がいると一気にアップしてしまいます。一方、中央値は、調査対象となる人数の1/2番目に来る人の金額を表していますので、金融資産保有額の個人差が大きい場合は、平均値より意味のある数字となる場合が多いです。

30歳で年収が300万円未満の人であれば、中央値が5万円ですので、たとえ0円であっても、他の人と比較してそれほど大きな差があるとは言えないということになります。

一方、同じく年収が300万円未満であっても、1,000万円以上貯金がある人が全体の7.2%いることも同調査によってわかりました。

2:35歳までに貯金1,000万円ためるためのルール5つ

それでは、35歳までに貯金を1,000万円ためるにはどうしたらよいのでしょうか? 一つずつ見ていきましょう。

(1)年収の高い仕事に就く

まず非常に大切なのが、収入を増やすということです。当然、働きやすさややりがいも大切ですが、1,000万円貯めることを目標にするのであれば、より良い条件を求めた転職も検討していきたいところです。

キャリアが充実してくると、転職話も少しずつ出てきます。コロナ禍では先が読めず、転職する際に少し不安な要素もありますが、良い話であればいつでも聞くという柔軟な姿勢を持っていおくと良いでしょう。

(2)小さな出費をあなどらない

コンビニで購入する200円のお菓子も、月に22日、一年間毎日買い続ければ52,800円になります。それが5年続けば26万4千円です。

毎日のストレスを少しずつ発散するためにも、たまにする買い物は生きていくうえで大切です。とはいえ、「お金を貯める」という目的を達成するためには邪魔になるのも事実。小さな出費をあなどらないことが肝心です。

(3)つみたてNISAやiDeCoなどを利用して、少しずつ投資をしていく

投資を促したり、老後資金を各自が自ら用意するための対策として、つみたてNISAやiDeCoという制度があります。これらは投資で得た利益が非課税になるなど大きなメリットがあります。

また、NISA制度とiDeCoは併用することができますので、効果的に金融資産を増やすことが可能です。年末年始など、時間がある時に一度じっくり調べてみると良いでしょう。

(4)貯蓄用の口座を持つ

給与口座と貯蓄用の口座を分けておくのも一つの手です。給与が振り込まれたらすぐに貯蓄用の口座に資金を振り分けておくと、いつの間にか思ったより出費がかさんでいるというリスクを防ぐことができます。

また、貯蓄用の口座を持っておくことで、いくら貯まっているかを把握することができてモチベーションにつながるでしょう。

(5)オンラインショッピングの限度額を決めておく

家にいる時間が増え、ついオンラインショッピングをしたくなる今日この頃。外出するための費用を抑えられている分、ある程度の買い物は許容範囲ですが、オンラインショッピングの怖いところはいつの間にかたくさん買ってしまうところ。

夜中の買い物を禁止にしたり、月に買ってよい金額は○○円と決めておくなど、自分なりのルールを設けてみてください。

3:35歳で貯金2,000万貯めた人の話が聞きたい!3つ

35歳までに2,000万円貯金するのは並大抵のことではありません。実際にためた人の例は少し特殊なケースですが3つご紹介します。

(1)副業で友人と作ったアプリを売却

Mさんは、30代前半にウェブデザイナー兼サーバーエンジニアとして、知人数人と共に開発したアプリをほかの会社に売却しました。そこで得た利益と、本業で稼いだ収入を合わせて35歳までに2,000万円以上貯蓄することに成功しました。

プログラマーは、アイデアがあれば自分で商品を作り、販売することでまとまったお金を手にすることも可能です。これらの技術を習得するのも、早く貯金を増やす一つの近道だと言えるでしょう。

(2)転職で年収が3,000万円以上にアップ

Hさんは、元々証券会社に勤務していましたが、それまで行ってきた仕事が評価され、ヘッドハンターを通じて外資系証券会社に転職しました。それにより1,000万円以下だった年収が3,000万円以上にアップ。

外資系証券会社は、社員のやる気をアップさせるためにベースよりもボーナスに評価を反映させる傾向があります。成績が良い年は、更に数千万円上乗せされることもあるようです。

Hさんの貯蓄額は当然2,000万円以上とのこと。収入が多ければ、その分早く貯蓄できるのは間違いありません。

(3)リーマンショックの後にクビ…そのおかげで貯金が増加

外資系証券会社に勤務していたTさんは、リーマンショックの後、人員削減の波にのまれクビになってしまいました。

ところがそのおかげで、会社からまとまった金額が退職時に支給され、ちょっとしたバブルを味わったそう。貯金額も一気に増加しました。

元々超有名国立大学卒のTさんは、次の転職先も簡単に見つけることができ、彼にとっては結果オーライだったそうです。

4:一人暮らしの場合も…30歳・35歳・40歳の独身女性の平均貯金額は?

前述の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]」によれば、30代が保有する金融資産の中央値の平均は、約500万円です。40代になると約1,000万円にアップします。これは男性も女性も含まれた数字です。

女性に限定して見てみましょう。2014年の「全国消費実態調査」によれば、30代女性の平均が約382万円、40代が950万円となっています。35歳時点では、それらの真ん中を取って850万円程度であることが予想されます。

こちらはあくまで平均値ですので、前述のとおり、非常に少ない人もいれば、より多くの貯蓄を保有している人もいることが予想されます。

5:できるだけ早く始めるのが大切

資産形成は、出来るだけ早く始めるのが大切です。他人と比較し過ぎず、自分のペースで貯蓄を始めてみましょう。2、3か月分の生活費が貯金出来たら、次は投資を視野に入れてみるのもありです。

「複利の力」と「時間の力」を利用することで、資産はどんどん膨らんでいきます。それらの力を利用するために、出来るだけ早く投資に回せる資金を作るよう心がけましょう。残りの人生においては今が一番若いのですから、「いまさら始めても…」と言わず、老後のためにも真剣に考えてみることをお勧めします。

【参考】

平成26年全国消費実態調査 – 総務省統計局

家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]- 金融広報中央委員会

初出:MENJOY ライター:MENJOY編集部

山根ゆずか
ちょっと複雑な環境で過ごした幼少時代を紆余曲折ありながら無事乗り越えたものの、高校時代は遊びすぎて進路に困る。改心し働きながら夜間大学に通い国内のMBAに飛び級入学。卒業後は外資系金融に就職。現在はプログラマー兼ライター。イメージコンサルティングやヨガインストラクターの資格を趣味で保有。得技は人の悩みを当てること。飲みながら料理をするときに最高の幸せを感じる。禅の思想が人生の指針。