女性同士の恋愛ってどんなもの?男女のカップルより奥が深いかも…!

同性に恋愛感情を抱くのは珍しいことではありません。特にに女性なら、思春期に先輩や同級生に淡い恋心を抱いた経験はあるのではないでしょうか。今回は、大人の女性同士の恋愛が始まるきっかけや、女性同士で付き合うメリット・デメリット、また女性同士の恋愛を描いた美しい作品をご紹介します。

1:女性同士の恋愛って意外と身近にある?

みなさんの周りには、女性同士のカップルがいますか? 筆者は、1学年160人ほどの中高女子校出身ですが、各学年に2組ほどのカップルがいました。最近では、LGBTへの理解などの一環として、周囲にカミングアウトする人も増えましたよね。

女性同士の恋愛は意外と身近にあります。自分は関係ないと思っている人も、決してそんなことはありません。今回は、女性同士の恋愛について考えていきましょう。

2:女性同士の恋愛が始まる瞬間3つ

女性が同性に対して恋愛感情を抱きやすいタイミングをご紹介します。

(1)女子だけの環境にいる

女子校など、女子だけの環境にいると、同性に「異性の魅力」を感じやすくなります。例えば、頼れるカッコいい先輩に憧れたり、かわいい子にキュンとしたり……。

しかし、「自分は同性愛者なのかなと思っていたけれど、社会に出て男性と接触する機会が増えたら、同性への特別な感情がなくなった」という人も少なくありません。

(2)助けてくれたとき

困っているときに助けてくれたり、自分が弱っているときに支えてくれたりした相手は、同性であっても、恋愛感情に発展しやすいです。また、助けた側も助けた相手に対して「私がそばにいてあげないと」という、気持ちがはたらきます。放っておけなくなって、長く一緒に過ごすうちに、恋愛感情が芽生えたというのもよくある話です。

(3)カッコいいと思ったとき

宝塚歌劇団の舞台を見たことがあればわかると思いますが、「カッコいい」を極めている女性って、ときめきますよね。普段の生活において、何気ない動作や、運動神経のよさ、引き締まった体などを見て「カッコいい~」と思い、いつの間にか好きになっているということもあります。

3:女性同士の恋愛メリット・デメリット

女性同士ならではのよい点や問題点をご紹介します。

(1)女性同士の恋愛のメリット

1.共感しやすい

異性とお付き合いをしていく中で、気持ちがすれ違うのはよくあることです。しかし、同性同士であれば、相手の気持ちを理解できる場面がたくさんあります。生理痛や生理前のPMSについてもしかり。男性には理解しがたい痛みや生理前のイライラを共感できるからこそ、必要なときに支え合うことができるのです。

2.人前で堂々とできる

恋愛関係でなくても、女性同士が肩を組んだり手を繋ぐのはよくあることです。多少距離感が近くても、周りから変な目で見られることはありません。秘密の恋もしやすいと言えます。

3.気持ち重視の恋愛

女性は、男性に比べて体目当てで女性と付き合う、ということが少ないです。お互いを思いやったり、大切にしたりすることで繋がるのが前提なので、男性との恋愛よりもピュアな関係が築けるかもしれません。

(2)女性同士の恋愛のデメリット

1.結婚や子どもについて悩むことがある

現在の日本では、同性同士の結婚は法的に認められていません。また、将来、子どもが欲しいと考えた際、同性同士で子どもを身籠るのは不可能です。養子をもらうという選択も、未婚の女性同士だと日本ではほぼ無理。ひとたび将来を考えると、不安になってしまいます。

2.男性も女性もライバル

恋愛対象が同性であっても、それを知らない異性からのアプローチを受けることがありますし、実際、両性愛者の割合のほうが多いため、女性も男性も恋のライバルとなってしまいます。

3.夜の営みに不満が出る

同性同士のエッチは、下半身をこすり合わせる「貝合わせ」という行為が主流です。男性の下半身を見立てた道具を用いて、相手を気持ちよくさせることはできますが、気持ちいいのは挿れられている側のみ。道具を用いている側は快楽を感じることはありません。エッチを楽しむことはできますが、異性とのエッチのような達成感や満足感は少ないです。

4:女性同士の恋愛がよくわかる作品3選

女性同士の恋愛ってどんな感じなのでしょうか。登場人物の気持ちがよくわかる女性同士の恋愛を描いた作品をご紹介します。

(1)『やがて君になる』(KADOKAWA)

「他人を好きになる理由」がテーマのコミックで、アニメ化もされました。生徒会役員の七海燈子(ななみとうこ)から、「自分のことを好きにならないでほしい」という条件付きで告白をされた高校1年生の小糸侑(こいとゆう)が主人公。最初は燈子に対して何の気持ちもなかったのですが、互いを知るうちに気持ちに変化が起こってくる……というストーリー。

燈子に「好きにならないで」と言われたばっかりに、気持ちを伝えられずに悩む侑の姿が切ないです。

(2)『マリア様がみてる』(集英社)

舞台は、お嬢様学校リリアン女学園。学園内の特殊な制度「スール制度」がきっかけで出会った祥子と祐巳というふたりの少女の関係が、コメディタッチで描かれた学園もの少女小説。

ふたりの関係は「信頼」という絆で結ばれていて、気持ちのひとつひとつが、繊細で美しく、非常に尊く描かれています。

(3)『猫背の王子』(集英社)

女性同士の恋愛をテーマにした作品が多い作家、中山可穂さんの処女小説。主人公は、演劇と芝居に命をささげるミチルという女性。同性愛者で、しかもかなりのプレイガール。舞台では主役を演じ、恋愛対象の女性からもモテモテ。そんな彼女が仲間に裏切られ、すべてを奪われるというストーリーです。

レズビアンの世界がのぞけるだけでなく、女性の純粋さやひたむきさの描かれ方が秀逸で、読み応え抜群です。

5:まとめ

筆者は女子校出身ということもあって、身近で女性同士のカップルを見てきました。彼女たちはとても純粋で、強い絆で結ばれていました。いつ自分が同性を好きになるかはわかりません。女性同士の恋愛が、尊く美しいものであることを多くの人に知ってもらいたいです。

初出:MENJOY ライター:MENJOY編集部

桃倉もも
法学部卒。ミスID2019ファイナリスト。実家で仔犬を飼ってます。好きな人とする旅が好き。太陽よりもその光の反射で輝く月が好き。そこまで世界平和を望んでません。自分が平和ならそれでよし。